乾燥し易いベランダ菜園の主役はミニトマト

実のところ、私の自宅の庭は

家庭菜園に向いているとは言い難いものです。

隣接して背の高い住宅が接近し地面への日照は1日を通してほぼゼロ。

常にジメジメした土は泥の様に固まり、

とても元気に野菜が生育出来る環境では無いからです。

ですが諦めきれない私が注目したのは、

その上階に位置しているベランダ。

直射光が強くとも床温度が上がり難いコンクリート製の床でもちろん日照も豊富。

また洗濯物の干し場以外にも十分栽培スペースが取れる程に広く、

ここなら工夫次第で何とか野菜を育てられると踏んだのです。

そこでチャレンジしたのはプランター菜園。

比較的小型で背丈も低く、乾燥にも耐え易い種類を厳選してプランターで育て、

比較的短いサイクルで収穫していこうというもの。

その後何シーズンか幾つもの種類を試してみたのですが、

ミニトマトは特に乾燥に強く、

ベランダの厳しい環境にもへこたれず甘い実をたくさん着けてくれました。

果実を実らせるタイプの野菜はトマトを始め、

乾燥気味に育てた方がむしろ株が生命の危機感を覚え、

生殖にエネルギーを集中させ実の味も濃厚になり易いとの事。

まさにベランダ菜園にうってつけの種類と言えるでしょう。